YOGA THERA

よもやま話:膝の水についてのご相談。


よもやよもや。

さて、今日も質問のコーナー。

突然きました。笑

 

 

 

きょうのテーマ

 

きょうのテーマ:関節水種

 

 

「膝の水が溜まってきたのですが」

 

 

 

膝の水とはなにか?

 

 

 

膝は

全体をラップのような組織で骨のまわりが包まれています。

そして、そのなかはごく少量の水で満たされています。

 

 

 

普通なら1ccくらいなんですって。

 

 

1cc?

 

 

すくな!!

 

 

 

腫れた時には30〜50ccとか 注射でひけることもあります。

 

 

 

考えてみてください。

 

 

 

関節の陰圧構造について

 

 

顕微鏡のスライドガラスとガラスの間に一滴水を垂らして重ね合わせます

S1225 スライドグラス 松浪硝子 03010061

 

 

すると、ガラスが離れなくなる、という張力が働くことを

想像できるでしょうか。

 

 

 

膝という部分はその張力によって 関節構造を維持しています。

なので、基本的に膝の筋力が頑張らずとも

構造的にバランスを取ろうする機能がすでにそこにあります。

 

 

 

 

無駄に筋力で関節を安定させないといけないのだ!と

思いすぎる必要はないことに気づくでしょうか

 

 

 

スライドガラスの原理と同じ現象が膝でも生じているのですが

 

周りにラップがあって、関節は”腔:くう”になっている

 

上には大腿骨

下には下腿:脛骨があって

その間に 数滴分 の水がある、ということです。

 

 

 

それがその周りにある組織によって常に代謝されています

 

 

 

半月板とか

その内側のラップと呼んでいる関節包とか

血流があるところで

in – outしているのでしょう。

(出たり入ったり)

 

 

 

で、何かストレスをかけすぎることによって

(言い方を変えれば 使い過ぎたことによって)

 

 

 

組織の修復 と 再生 のバランスが崩れます

 

 

 

関節さんの声

 

 

再生がおいつかないぞー

壊れる方が進み過ぎたぞー

アホな使い方しすぎだぞー

ちゃんと全身使ってうまいこと対応せんかー!あふぉーー

 

(それでも無理すると場合)

おーい、聞こえないのかーーちょっと壊しすぎだぞー

こらーーー、変なストレスかかり過ぎているぞー

あふぉーーー  あふぉーーー

 

 

 

となると、

陰圧で保たれている関節を腫らせます

 

 

 

最初は関節包もちょっと腫れることで

すでに関節が動いた、という錯覚をします

(組織が伸びると、反射的に神経繊維が反応するので膝が動いたと錯覚します)

 

 

 

そうすることによって

自己的に ”関節を動かないようにして守ります”

 

 

 

さぁ、ここが大切。

 

 

 

腫れる役割

 

動かさないようにして守る

 

 

 

のです。

 

 

 

そうすることによって

神経系が過剰に使ってしまう状況から逃れようとする

末梢(心臓から離れている部位、という意味)ならでの対応をしている

と考えてみてください。

 

 

 

よーし

こんだけ膝腫れあげて

水膨れにしてやったから

もう、しばらくは他のところ(関節)に負担かける動きを

しばらくはしてくれるだろう。

 

しゃーない

そのうちに、修復しておくか・・・・

ほんと、あいつの体の使い方は 俺に負担かけすぎやで、まったく。。

 

 

 

 

しばらくのうちはそれで 一時的な反応でやり過ごせます

 

 

 

まだ反対側の膝や股関節、足部、一部の背骨 で まかなえるので・・。

しかし、

 

 

年齢を重ね、、

それが繰り返されるとどうなるのか

 

 

 

 

過度な運動に固執したり

間違った運動が”よい運動だ”と勘違いして運動を続けたり

筋肉を頑張らせた方がいい!と勘違いして運動したり

ストレッチと筋トレで治す!と思い込んだり

疲れるくらい運動しないと治らない!

体重が増えると関節に負担が増えるんだ!!とか言い続けてみたり

(一部そうですが、半分以上、そこが問題、ではありません)

運動学習に必要な神経系を使わず末梢を優位に使ったトレーニングをすると・・・

 

 

 

 

もうカバーすることができなくなります。

 

 

 

 

腫れて・・・

腫れて・・・・

 

 

 

その間に関節は組織を変えていきます。

 

 

 

腫れた先に起こること

 

それを ”変性” と呼びます

 

 

 

関節自体の形を変えていく作業です

 

 

 

原型を止めておくことができなくなるのです。

 

 

 

そうなるとどうなるのか

 

 

 

ちょっとの刺激でも過敏に反応するようになるので

刺激に敏感になります

疲れやすくなります

筋肉がつきにくくなります

血管が増えて、熱を持ちやすくなります

 

 

 

よく腫れるのは構造的に考えても

下半身だと

”膝” と ”足部”にある ”滑液包”という部分が多いですね。

 

 

 

足部の滑液包炎もそうですが、

やはり痛いながら動いていると

どこかでそれを避けて歩こうとしますので、

引いていくことがほとんどです。

 

 

 

特にボディワークを続けていくことで

自分の身体に意識が向き

足部、膝にストレスがかからない動きを自覚できていくと

勝手に腫れが引いていくことがほとんどです

 

 

足関節滑液包炎: うーたmamaのブログ

足部の滑液包炎

 

 

 

 

よくある質問から

 

 

で、

「水は抜いた方がいいですか?」

と質問してくる人がいます。

 

 

 

ここまでの話を聞いても この質問をしてくるとしたら

「相当頭悪い人だと思う」ので たぶん何を言っても無駄な人でしょう

回答は割愛します。笑

 

 

 

自覚できていない動き方の問題ということ

 

やるべきことは・・・・

 

 

 

楽動くことを見つける

努力している自分に気づく

 

 

 

 

努力しているつもりはない

 

 

 

わかりますよ・・・

わかります・・・

 

 

 

自覚がない・・・からすべては始まります。

 

 

 

「あいつ、ほんと、みんなの迷惑な発言ばっかりするよな!」

って言う人も

「私はみんなに迷惑をかけている」という認識はほぼないはずです

(ある人もいますがw)

 

 

 

 

気づいていないことに気づいていない

 

 

 

 

それが現状、一般的なみなさんの状態であって、

何日レッスンしたら それが次にいくのか については個人差があります。

 

 

 

その人の運動感覚次第ですので、

はっきりとは言えません。

 

 

 

もちろん、動かなければ引くでしょうし

水を抜いたら、引いた感じがしますが

「関節さん」の声を聞いたとしたら

どんなこと言ってくるでしょうねぇ・・・

 

 

 

 

「てめぇ!!なに、余計なことしやがる!!」

「お前を守ってやったんじゃろがっぁぁ!こらっ!!くっそぉっ!」

とでも言っているように

私は思いますが。笑 言い過ぎ?笑

 

 

陰陽の世界

 

 

世の中全てが陰と陽からなります

 

 

 

表面的な ”腫れた” という現象に踊らされないでください。

 

 

 

その影にある あなたに気づいて欲しい ”陰”  に意識を向ける日々を

楽しんでください。

 

 

 

まだまだ何も分かっていない。

だからこそ続けるのです。

 

 

 

ひたすら 続ける。

 

 

 

いろんな やめる理由をすぐに見つけてくる自分に鞭を打って

いいから 続けるのです。

 

 

 

頭で理解するのではない

体の声を聞いてみましょう。

 

 

 

きっとその膝より先、足元、足の裏・・・

もしくは 胸の周り から

あなたの脳に声が届いていないかと思いますね^^

 

 

 

 

改善した時の喜びも一入(ひとしお)。

 

 

 

 

何かの足しになれば、と思います。

 

 

 

 

それでは^^

 

 

 

#関節水種

#膝水種

#足部滑液包炎

 

 

 

 

”なんで腫れたろうな・・・”

普段、いつ頑張っている感じがあるかなぁ・・・

今、気づくのは・・・

 

 

 

と、一つずつ解決していくことが

結局のところ近道ですね

 

 

 

ほら、今座ってスマホみてるとき

足頑張ってない?

呼吸止まってない?

腕かっちかちになってない?

たとうとする時に、

あいたたたたた、ってなったら

それ ”力入れてた” よね^^

 

 

 

「ここで床感じてみてごらん・・・」

 

 

 

 

ではまた。

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