YOGA THERA

言葉にすればするほど離れる”本質”


理学療法士としての貴重な経験

 

 

札幌の有名病院でしばらく理学療法士として勤務しました.

(*作業療法士と何が違うの?という質問をよく聞きますが
  ワタシは『ほぼ同じです』と言っておきますw)

 

 

今も思いますが、

たくさんの患者さんと出会うということ、

そして病院の能力としては最高の施設です.

名誉ある場所で働けて光栄に思っています

 

 

一番やりたかった救命病棟での勤務もできたし

特にやり残したことはありません.

(救命病棟って聞くだけでかっこいいと思ってたw)

 

あ、ドクターヘリ乗れなかった、ことくらいか。笑

(立場上乗れないw)

 

 

病気についておもうこと

 

 

西洋医学は我々幼少期の頃から

”病気”という概念とセットで馴染みがあるはずです

 

 

”病気”になったら、薬を飲んで休む

”痛み”があったら、痛み止めを飲んで生活する

 

 

「痛くなったらすぐ○デス♪」

 

 

あ、洗脳w

 

 

家庭によって対応の仕方に違いはあれど

基本的には西洋医学の概念が我々にはあります.

 

 

 

どちらにも”得意” ”不得意”があります.

 

 

 

オーガニックとか自然療法とか

ちょっとこだわりすぎる人は

「絶対病院にはいかない!!」

と、極端になる方もおりますが、

「特徴を知って程々に使う」のがワタシはベストかと考えています^^

 

 

なので、

それぞれの得意をみてみようかと思います^^

 

 

 

西洋医学と東洋医学、

そして ヨガの哲学が伝えることや、今まで学んできて思うこと

それぞれ、わかりやすさ、得意分野があるように思います

 

 

 

西洋医学から学んだこと

 

1)病気は悪いもの

2)統計的概念

3)データ完全主義

4)視覚化することでわかりやすくする

5)簡単を複雑にする

6)急性感染症、救命病棟、歯科の偉大さ

7)正解という型の存在

8)深めれば深めるほど見えなくなる世界

 

 

痛みが出るのは・・

 

西洋医学は、このように思います。

 

 

痛みが出るところは悪いところ(悪くなったところ・弱いところ・古くなったところ)

 

 

例えば

整形外科で働いていると「腰痛」という言葉をよく聞きます。

 

 

腰痛、いわゆる「腰が痛い」状態です。

 

 

腰が痛いのであれば、

腰部(こし)の写真をとってみます。

 

 

どれくらい腰の骨が変形したのかどうか

MRIをとれば、神経の圧迫する状態や椎間板の状態、筋肉のvolumeまで

視覚的にとらえることができます

 

 

一つ問題は、静止画像(止まっている瞬間の画像)だということ

 

 

そして、そのデータ同士を比較しながら検討します

 

 

このような画像の場合はこうだった・・・

こんなケースではこうであった・・・

 

 

それをするには膨大なデータ量が必要になります

 

統計と統計をさらに統計かけたり

 

それにより 多くの場合はこうなる 

というセオリー、結果を考察していきます

 

 

絶対がない世界の絶対

 

 

その反面、

「〇〇に当てはまらなかった」という場合が 下5%、上5%、

必ず存在してきます(相関関係、相関係数)

 

 

ということは

人間を相手にする限り

”100%”こうなるとこうなる・・・

という統計は、世の中には存在しません

 

 

特に薬の分野においてこれは120%を存在しません.

 

 

もしあったら、私の無知なので教えてください.

知る限り、ありません.

 

 

もし100%治る!という薬があれば

薬が求めている効果は絶対きき

”副作用”というのはなくなるはずです

 

 

 ”人間は皆違うから反応も異なる” のです

 

 

生まれながにして備わった能力

 

 

先天の精 

には、かなりの個人差・個体差があるのです

 

 

人間は全然違う

 

 

それが人間なのです^^

 

 

 

西洋医学を通して

それをしっかり学びました^^

 

 

だから

西洋医学でいうことは

「多くの場合でこうなる」ということをいうこと ですので

 

”おそらく結果はこうであろう” ということを医師は説明してくれます

 

 

あくまで ”意見” だ、ということ.

 

 

自信がないように伝えると信じてくれないでしょうから

「おそらく・・」とは言わないでしょうが.

 

 

それは絶対ではない.

 

 

だから絶対的に・盲目的に信じなくてもいい

ということではないでしょうか

(お医者さまーなんていってきた歴史がありますから、そこが大変かもしれませんね)

 

 

おそらく

今後どんなに医学が進歩しても

100%治るなにか は あり得ないでしょう.

 

 

なぜなら

宇宙に”絶対”が存在しないから

です.

 

絶対という妄想

 

 

絶対 は 人間が作り出している ”想像” です

 

 

〇〇が原因なのです と

よくテレビでいう報道を聞きますが

(テロップで見えないサイズで、”個人的感想により必ず効果が証明されるものではありません”と書いてますよねw)

 

 

原因は一つ

 

ということは、存在し得ないことも

西洋医学はわかっています.

 

 

なので、詳しく検査、評価すればするほど、ミクロな世界にいき

大切な部分から、本質から離れていく

 

 

それが西洋医学という分野だと思っています

 

 

逆に西洋医学が強烈に得意としているものがいくつかあります

 

 

得意分野

 

 

「手術のスキル」

これは凄まじいものがあります.

よくそんなアイデア思いついたな・・・みたいなことがたくさん

辛くて辛くて・・・という状況には

手術も一つの手段だ、ということです^^

 

 

そして、「歯科」 

これもいろいろ問題のあるやり方の先生も多いようですが、
急性的に炎症が起きた場合は、頼らざるを得ません.

とはいえ、砂糖をなくした生活で

塩をとった生活にすれば

あなたの歯の問題ほとんど解決するみたいですよ♪

 

 

そして、「救命病棟分野」.
緊急の命に関わる分野、です

応急処置はすばらしいものがあります^^

救命病棟、ICUなどで夜まで働く先生たちには

感謝しきれませんね

 

 

 

これらは西洋医学の恩恵とも言える分野かと思います.

 

 

 

 

東洋医学から学んだこと

1)病気は潜在意識からのメッセージ

2)抽象的概念

3)陰陽五行論が示す宇宙との関係性

4)あいまいこそ”人間”

5)複雑なものはシンプルであるという概念

6)フラクタル(相似)の概念

7)深めれば深めるほどシンプルになる世界

 

 

曖昧こそ世界の概念

 

 

こちらは語ると長くなりますが・・・

もっとわかりやすく説明している先生もいますので、

 

シンプルに言えば

 

 

中国から伝わってきた”宇宙と人間は一つである”という大きな概念があります

 

 

それを勉強し続けるとわかることがあります.

 

 

すべての物事には理由がある

 

 

ということです.

 

 

起こるべくして起こるもの

 

 

地震が起こること

火山が噴火すること

動物が大量発生すること

太陽の活動が弱まること

人間がみな不安になること

夏になると汗をかきやすいこと

イライラとすると頭に血がのぼること

悲しくなると呼吸が浅くなること

考えすぎると呼吸が浅くなること

何かに集中していると緊張をうむこと

 

 

・・・すべて なるべくしてなっているのです

 

 

知識を手に入れることが重要ではない

 

 

ヨガはそれを説明させるだけに止めません

 

なぜなら「実践」がすべてだ、と言っています

 

 

”理屈でわかった”レベルではわかっていない

と言っています

 

 

どんなに素晴らしい啓典を読んで理解したと思っても、

どんなに素晴らしい翻訳家でヨーガ・スートラを読めたとしても

 

 

家庭生活がグダグダで人生を楽しめていないなら

それはヨガではない

そう言っています

 

 

すべてを実践できるヒトをTeacherと呼びます

さらにどんな人にも道を照らすことができる存在こそが、Masterと呼ばれているのです

 

 

ヨガで言えば

pose(アーサナ)が素晴らしい人でも

風邪をひきやすかったり

歩き方が変だったり

あっち痛い、こっち痛いまだいってたり

言っていることが変だったり

生活をみてもあまり心が納得しないような・・・

 

 

そんな人は ヨギー(ヨガをしているヒト)とは呼びません

 

 

ちなみに ヨギーニという言葉は

ヨガには存在しなく、

なんちゃってヨガのヒトになるので

名刺とかに書くと恥ずかしいですよ.笑

 

 

実践こそすべて

 

 

頭でっかちになりがちな我々には

とても耳の痛い話です

 

 

特に、医療人にとっては、ね^^;

 

 

 

 

いろいろ学ばせて頂いた上で

1)病名は保険適応のためのニックネーム

2)痛みは頑張っているところ

3)すべての出来事には理由がある

4)しかし理由は多数存在する

5)現象に良い・悪いは存在しない

6)生きることは”呼吸すること”

7)カルマの法則 

 ワタシがいるからアナタがいて

 アナタがいるからワタシがいる

 

 

病名って医師がつける”ニックネーム”だと言ってます

かわいいでしょ。笑

 

 

それを一つの意見、メッセージだと考えてみます(だって意見だもの)

 

 

そこから

「じゃ、どうしたらいいかな」を考えるための名前なんです

 

 

それよりも

「これで、なにかきづいてくれるかな?」

っていう大いなるものからのメッセージなんです^^

 

 

 

変形性関節症と言われたら

「そこに負担かける動きをしてたんだな」って思えばいいだけ

 

メニエール病と言われたら

甲状腺に負担かける生活をしてたんだなって思えばいいだけ

(とある部分がまったく機能しなくなります)

 

へバーデン結節できたと言われたら

指破壊するほど力入れてきたって思えばいいだけ(笑

(同時に背骨も大変なことに)

 

側弯症と言われたら

背骨が歪むほどのトラウマと

なんとかして生き抜こう!と重力に対して背骨が頑張ってくれただけ

 

不整脈と言われたら

心臓がおかしくなるほど

他の負担がきかなくなってきただけ

 

 

 

・・・で、どうする?

 

 

 

を考えていきます

 

 

 

答えは一つ

 

 

「すべきことをする」

 

 

 

Do.  what I have to do.

すべきことをしなさい

 

 

 

それが多くの人がわからないほど

”考えること”ができなくなっているようです

 

 

だから「あなたの思考」について考え直し

行動するべきことを整理する必要があるのです

 

 

 

思考の整理はおそるべき効果を発揮します

 

 

ここ数ヶ月

その思考の面からみなおし

家族との関係性が改善したり

生活を楽しめるようになったり

職場での関係性がよくなったり

 

 

自分で考えていた問題が、実は問題ではなかった・・・

と、多くの人が気づいてくれています

 

 

 

あなたが幸せになり、

その人の周りに笑顔の花が咲く

 

 

 

それが私の幸せです^^

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございます^^

この記事を書いた人

白浜芳幸

1982年生まれ札幌在住. 2012年より北海道セラピスト研究会に参加し理事・講師として活動. 理学療法士、作業療法士などの現場で働くプロを指導. 同時に各地で年間50本近くワークショップを開講. 2018年よりコンディショニングスタジオヨガセラ開設. 本来の人間の”生き方”と”考え方”を手に入れるためのツールになる”ボディワーク”と”ヨガ”を各地で伝え続ける.

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