YOGA THERA

発達神経学を利用した運動療法の提案


発達神経学を利用した運動療法の提案

 〜症例から考える運動療法の提案とその応用〜

 

テーマ・内容

1)総論

 0歳から1歳のなかで起こる進化の再プロセス 
  〜1回目の胎児期から生後2回目の復習・進化学と個人発達学〜

 運動療法との関連性

  ワームの動き・PFCについて・分化と未分化の考え方について

2)腰痛疾患に対する運動療法の提案とその方法

3)股関節・膝疾患に対する運動療法とその方法

4)肩関節疾患に対する運動療法とその方法

5)神経疾患に対する運動療法とその応用方法

6)小児発達問題に対する運動療法とその応用方法

 

 

日 程

 9:30〜16:00

 1)1月28日 
 2)3月31日
 3)5月26日
 4)7月28日
 5)9月29日
 6)11月24日

 

会 場

 札幌市西区 ヨガセラ or 区民センター予定

 

料 金

 RSSG会員 8,000円(税込)

 非会員・一般 10,000円(税込)

 

講 師

 西山駿斗 理学療法士、ボディワーカー
 白濱芳幸 ボディワーカー、理学療法士、ヨガ指導者

 

 


はじめに

 

例えば膝が痛いという人が来た時

世の中の方法論でいえば

”大腿四頭筋、ハムストリングス、下腿三頭筋あたりのストレッチをする”

”大腿四頭筋、特に内側広筋の筋力が重要になるので筋力訓練をすることになります。

 

民間療法でいえば

とりあえず温める+サポーターとかでしょうか。

ちょっとマニアックな人であれば靴の中敷を買ってみたり

良い靴を買ってみたり。

 

で、本当に改善しましたか?

 

 

例えば腰痛の方が来た時なら

あらゆる神経系の評価をして また痛いを思いをしてもらって

どの部位が問題かを評価する・・・

すでに”嫌な関係性”完成しますね。

(ざらにこういうことする人が多いみたい)

 

 

一般的な整体院では

痛くなった骨格的な問題を言われ

骨盤のズレがどうのこうの・・・ということから

”骨盤矯正”と問題をひとくくりにされてしまいます。

 

で、本当に改善しましたか?

 

 

もう、その時代はとうに終わったように思います。

よくならないことが実証され尽くしています。

 

 

でも、不思議ですね。

痛みは”悪いものではない”

逆にないと困るものでもあります。

なのに、そもそもなぜ我々はわざわざ痛い思いをしてまで

”動きのエラー”をするのでしょうか

 

 

 

痛みは動きのエラーの詰みさかね

 

 


 

そのヒントになるのが

本来人間に備わっている”動きの仕組み”の理解です。

 

 

 

目的と手段を切り離しなさい

by モーシェフェルデンクライス

 

 

 

人間は”歩こう”と思って歩いているわけでもないし

”座ろう”、”立とう”と思って立つことはないし

ましてや”スクワットをしよう”と生活のなかで思うことは今の一度もないはず。

 

 

 

あっちにいきたい と思って”結果、立ち上がり、歩いた”わけだし

休みたいな と思って ”結果、座った(スクワットのような動作をした)”に過ぎません。

 

 

 

ボディワークの師

モーシェフェルデンクライスが言います。

”目的と手段を切り離しなさい”

 

 

 

リハビリ場面において

これは完全に混同されており、意味のないトレーニング、エクササイズを

患者に提供している場面を数多くみます。

この2つの意味がそもそも理解するまでに時間がかかる話です。

 

 

 

人間が目的達成するための動きのパターンは無数にあります。

しかし、その無数にある動きのパターンから我々はたった1つか2つくらいのパターンでしか

日常で使う動作のパターンを導き出せていなかったりします。

たくさんある関節のなかから、あなた固有の特異的なパターンが導き出されています。

 

 

人間を動かしている根本にあるのは”欲求・意図”であって

”行動の手段”そのものが目的になることはありません。

 

 

 

しかしリハビリ場面において

用意に”行動の手段”が”目的”に切り替わることがよくあります。

 

 

・身体の前においた椅子に手をついて立ち上がり練習

・並行棒内で歩く練習

・臀筋に力をいれるためのブリッジ

 

 

残念ですがその”行動の手段”自体を練習しても

実際、日常生活場面ではほとんど変わらないのです。

これは脳の仕組みを正しく理解しないといけないところです。

 

 

「改札を通る」という時に

いつもながら右手で携帯を持って「ピッ」とするだけなのに

右手をケガしていたら左手でやらざる得なく、

携帯の画面押すのにもちょっと時間がかかり

改札を通るときにちょっともたつきスムーズさにかける。

 

 

日常のケガならまだしも

これが足の骨折となった時にあらゆることが

”できなくなった”と体感する人も多くいます

 

 

その動きの喪失感が、気分の低下を招き、抑うつになる。

高齢者がよく陥る圧迫骨折や、大腿骨頚部骨折後の認知症などは

まさにこれ、といえるでしょう。

 

 

ましては脳梗塞片麻痺などになった場合

もうすでに身体の半分の感覚の受け止め方を知らない、

学んでいない我々はほぼ多くの人が

全く動けなくなるということを経験します。

 

 

実は出生後から幼少期にかけて

言語を持つ前からあらゆる場面に環境適応してきます

私たちはどうやってその環境に適応しながら”動き”を学んでいるのでしょうか。

あらゆる場面で「感覚と運動との統合」がなされていきます。

それを紐解いているのがここで伝える「発達神経学」にあります。

 

 

 

学ぶメリットがあります

 

 

 

我々もすで10年以上この理論を使って学び、そして臨床に用いてきていますが

結果として何が起こるかというと

”疾患名”というものが怖くなくなります

 

 

まだ診断名がついていない人にでも

”やれること”がはっきりとするようになります。

 

変な言い方かもしれませんが

”どんな人にでも、やることは同じなんだ”ということが理解できるようになります。

 

 

疾患名はあくまでニックネーム的な存在であって

急性腰痛という名前一つとってもいろんなキャラクターが存在するのです。

そのキャラクターを発達神経学に乗せて考えると

やるべきことは人それぞれあることがわかってきます。

 

 

しかし、これは学校で取り扱うことはありません。

そもそも学問としてあまり臨床に応用できるレベルの人がいないようです。

全国でここだけでしか学べない運動療法の視点を

改めて学び直してみませんか?

 

 

 

これを知ってから、私にとってはメリットしかありませんでした。

なんでもっと早く教えてくれなかったんだ・・・と悔やむほど・・・

わけわからんことをやってきた多くの患者さんに謝りたい気持ちでいっぱいです。笑

 

 


 

2024年

学びの一年にしたいあなたのためにステージアップしましょう。

これからどんな時代が来ても生きていける強さを手に入れるために

 

 

 

ぜひ、ともに学び合いましょう。

 

 

 

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この記事を書いた人

白浜芳幸

1982年生まれ札幌在住. 2012年より北海道セラピスト研究会に参加し理事・講師として活動. 理学療法士、作業療法士などの現場で働くプロを指導. 同時に各地で年間50本近くワークショップを開講. 2018年よりコンディショニングスタジオヨガセラ開設. 本来の人間の”生き方”と”考え方”を手に入れるためのツールになる”ボディワーク”と”ヨガ”を各地で伝え続ける.

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