YOGA THERA

日日是好日


すごい人は本当にすごくて

比較したところで、到底叶わないところにすでにいる。

 

レイヤーが違う。

フィールドが違う。

 

見ている景色も到底違いすぎて

話にならない。

 

それを日々思う。

 

ちくしょーとも思わないし

なんで俺は・・・とも思わない。

 

ただただ思うのは

「先にそんなに学んでくれていてありがとう」と思うということ。

 

今日のレッスンは

また学び深き時間でした。

 

日々「感覚」「感じる」が大切なんです、ということは

伝えているのですが

それがまた新しい感覚で実感できて、

とてもうれしくなりました。

 

自分の”あし”の形をまた一つ感じることができる時間でした。

 

こんなに小さいんだ。足の裏、って。

そして、指が長い。

 

こんなに小さい、と感じるところで

こんなに安定して立っていられるんだ。

これは不思議な感覚でした。

 

大地が自分に吸い付いてくるかのような感じで

また格段にいい。

 

すごいなぁ。

こんなレッスンが存在しているなんて、

本当にすごい。

 

ただただ関心しかなくて

こんなアイデアがすでにあったといことに感銘を受けます。

 

といっても同じレッスンの参加者が同じ感覚を持つということはなく

「私はまったく変わらなかった」

「意味がわからなかった」

と、感想はそれぞれ。

 

◯をすれば◆になる、ということでは

決してない。

 

あくまでボディワークのガイドは抽象的で

どうとでも捉えられるから

受け取り手の影響がとても大きく左右するのです。

 

受け取り手の感度と、成長度

そして、積み立ててきた”感覚”が物をいいます。

 

自分自身に意識を向けてきたのがどの程度だったのか

 

筋肉に対してではなく

フォームに対してでもなく

 

わたしを構成するすべての要素に向けて注意を向ける

ただ、その動きに注意を向けるのです

 

ことばをよく聞きます。

そして、感じます。

そして、ただやります。

 

時に、指導者のガイドをもらいます。

「そっちじゃないよ」

「もっとここもあるよ」

「こっちの方向はどうだい」

「こんな強さはどうだい」

「こんな速さは」

 

大人にとってすでに経験していない物以外は

「ほとんどが未知」の体験になります。

そうすると、そこに入り込むのは多くの人にとって

「不安」や「恐怖」を招くので

自らの力では到達することができないゾーン。

 

学びの話で言うところの

ラーニングゾーンを超えて、パニックゾーンに入ってしまうことも少なくない。

 

だからこそ、ナビをしてくれる人

ナビゲーターが必要なわけです。

 

ボディワークは本当に説明がしにくい志事ですが

単純に「ワタシを成長させるもの」でしかない。

 

「もっとよくなりたい」

 

その想いがある人になら

誰にでも適応となり

誰にでも対応できる。

 

******

腎臓の摘出、膀胱、子宮の摘出から数年たった70代後半の女性。

来室されたときには

ふらふらで、すぐ手すりや壁を触らないと歩けないほどの

過度の緊張状態で来室された方。

 

先日見えた時におっしゃってました。

「今までのワタシなら絶対無理だと思ってたんだけど

 ちょっと部屋から移動しようと思った時に

 あー、あれ、忘れたー思って

 とりにいこーとしたら

 ワタシ、走ってた。驚いたわ。」

 

想像できることはできる

逆に、想像にも上がらないことは我々にはできない。

 

人間の「小脳」という部分には

イメージをし、それを実行するためのプログラム作成の仕組みがあります。

 

彼女の脳には

すでにその「走る」ための感覚が入り

それが統合されていたので、

スタジオで「走る」練習をしていたわけではありませんが

生活場面で「走る」を選択するまでに至っていました。

 

人間が「歩く」練習をしてきていないのに

「歩ける」ようになるのも同じことで

「歩く」ための要素を積み重ねていくからこそ

「歩ける」ようになるだけの話です。

 

「たつ」「歩く」ために必要な体性感覚系、前庭機能は

かなり複雑な部分になりますが、

どんな疾患の方だろうが

結局は、「積み重ねていく」ということでしかなく

やることは 意識ある、価値ある積み重ねをするだけのこと。

 

その積み重ねがどこでどう繋がっていくかは

その人の神経系がすべてをやってくれますので

浅はかな人間が何かわかった顔して組み立ててそのままうまくいくようなものでもないことを

私は知っています。

 

********

 

胃の全摘出をされた方が来室されました。

 

内臓の手術をした方に共通してお話しすることがありますが

「とったら元に戻れません」

ということをお話しします。

 

これは、別に絶望してもらいたいわけでもなんでもなく

「とったら戻せない」ということを

改めて理解してもらいたいんです。

 

胃の摘出をすると、

体の前面の長さが短くなります。

なので、必然として身体はちょっと前傾、もしくは側屈で回避した姿勢になりますので

今までとは”同じ姿勢でいられるわけがない”のですが

意識のどこかで

「いい姿勢じゃないと」

「背筋伸ばさないと・・・」

「姿勢悪くなるから・・・」

という過去の概念がそのまま顔を出してくることがあります。

 

だから、伝えました。

「とったら元には戻れません」

 

摘出をしたら

「とった状態で中庸・バランスをとっていきましょう^^」

と伝えます。

とったらとったで

そのなかでの”ちょうどよい”を見つけに行きます

 

とはいえ、今持っている機能も

全く使って生きていませんので

その使えそうなところから攻めていきます。

 

日々ずっと辛かったという腰や首が

みるみるうちに変化していく様をみるのは

提案している側としてはとてもうれしく、楽しいことです。

 

「知らなかったから苦しんでいた人生」に

光を当ててあげることで喜んでくれる人がいる。

 

それは、私にとっての大きな生きがいで

今、この志事をしていて本当によかった

楽しいと感じる瞬間であります。

 

いい志事だと思います。

 

一般的に肩書きを説明しにくく、

人も 知らない人を紹介するのにとても苦労させてしまっていますが

てきとうに「体の専門家」とでも伝えたり

「身体に精通するいろいろ勉強している人」と伝えたりしてみたらいかがでしょうか。

 

あなたが受けてみて経験したこと

感動したことをそのまま伝えたら

それでいいと思います^^

 

有難いことに、その想いの連鎖が一つずつ繋がって

今、とても楽しくプライベートレッスン、グループレッスン、

そして各種勉強会を担当させてもらっています。

 

感謝感謝。

 

まさか、うちのスタジオに

世界一のタンゴダンサーがくることになるとは。

淡々と、粛々と・・・

レッスンしました。

まぁ、言葉がよーわかりませんから

いつものガイドは90%封印されて

徒手的なガイドに止まりますが。

 

(とっさに写真とることにして、

 あ!ポーズとるのか!と思ったら

 どう立ったらいいかわからなくなった直後w)

 

 

 

久々に海外の方、独特のbodyに触れて

あぁ・・・全然違う。って思うと共に

共通することの多さや

文化というものの違い

歴史

言語

政治

などの違いで

ここまでエネルギーというのは変化するんだなぁなんて

いろいろ考えながら

素敵な時間を過ごさせていただきました。

 

 

 

感謝感謝な日々でした。

 

 

 

股関節行方不明な人とのレッスンしたり・・・

(いや、脚どこも関節がない・・w)

 

 

生まれたばかりの天使と対面したり・・・💕

癒されまくり

 

 

年齢を理由に諦めかけていた人が

元氣に、楽に動けるようになったり・・・

 

 

 

いい志事じゃね?

この志事^^

 

 

 

では、また^^

 

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