YOGA THERA

事実しか言わない天才


「(ワタシの肘を指さして)

 パパはここまでムキムキだね。

 そこから上には、筋肉がないね。」

 

 

ん?

おりゃってやれば出るよ!

と言ったところで意味がない

そんな話ではない。w

 

 

 

そう、ワタシの前腕がカッチカチだったことを

教えてくれているのだ。

 

 

 

ばっきゃろー 親を馬鹿にするなー!

なんて言っちゃう人もいるだろうか。

微塵も思わなかったが、なんのこと?と思ったくらいにして。

 

 

 

彼女は事実しか言わない。

疑いようのない事実だ。

 

 

 

ワタシの前腕はカッチカチだった。

手首の調子がおかしい。

 

 

 

そのヒントをもとに

夜にレッスンしてみる

 

 

 

とあるレッスンをすると

前腕部分が もがくほどに痛いことに気づく笑

 

 

 

ご飯食べる、箸を持つ手も

なんでそんなに力入れてるんじゃ、と

改めて気づく

 

 

 

 

ヒントはそこらじゅうに隠されている

 

 

 

 

うちの子は事実しか言わない。

 

 

**************

 

 

「うちからお水持っていってるでしょ。それだといいんだけど

 児童館の水道の水を飲むとね、

 喉が”かーーー”ってなるの。

 ”かーーーーー”って。」

 

 

 

あぁ、うちは浄水使ってるから飲みやすいんだけど

その辺のは 色々入っててそうなるのが普通なんだよね。

 

 

 

と、伝えた。

 

 

 

 

「ふーん。」

 

 

 

この歳にして

水の違いに気づいた。

 

 

 

彼女は事実しか言わない。

 

 

 

水道水のまずさに気づいたらしい。

 

 

 

 

楽しいことは楽しいという。

楽しくないことは楽しくない顔をする。

 

 

 

*********

 

 

今、夏休みの彼女。

 

 

 

朝起きて、寝ぼけ眼なまま外に行く。

 

 

 

パジャマをきてどこへ行く?

と、思いきや

 

 

 

朝顔とトマトに水をやる。

 

 

そして今日は

いきなり縄跳びを始めた。笑

 

 

 

「宿題だからさ。」

 

 

 

やったら 色を塗る というプリントが壁に貼ってある。

しかし、全然濡れていない。

 

 

 

この夏休み、

暑すぎてできなかった、という。

間違いない。暑すぎた。

あんな暑い中でやる方がおかしい。

 

 

 

にしても、朝一番で 一番涼しい時間を狙ってやるのは

たいしたもんだ。

 

 

 

 

縄跳びが終わると

次は、玄関をほうきではいて、掃除が始まる。

サウチャ。

 

 

 

「パパ、綺麗にしておいたよ。」

 

 

おぉ、それはどうもありがとう。

 

 

 

綺麗なほうがいい。

何か彼女はそれを感じるらしい。

 

 

 

そして、自分の机に座る。

 

 

 

Ipad的な、チャレンジタッチというのがある。

それをパジャマのまま 始める。

 

 

 

たしざん

こくご

 

 

 

なにやら、ぽんぽん押して遊んでいる。

楽しいらしい。

 

 

 

楽しいものはやる。

楽しくないものはやらない。

 

 

 

正直な生き方だ。

 

 

********

 

 

夏休みといえば 「ラジオ体操」

 

 

 

いってもいいし、行かなくてもいい。

 

 

 

ワタシにはその概念がなかったので

「いかなければならないものだ」とすら思い込んでいた。

行かない、という概念がなかった。

「ねばならない」と思っていたように感じる。

 

 

 

会いたくもない

一緒に行きたくもない友達の家にわざわざいって

学校に毎日行っていたことを思い出す。

 

 

 

ラジオ体操には、よく遊んでいた永田くんと一緒に行っていた。

義務的に。事務的に。

 

 

 

 

彼女には概念がない。

 

 

 

朝、起きる。

「ん〜〜〜 (ラジオ体操) いいわ。」

また、寝た。笑

 

 

 

コロナのおかげもあって、

なにやら世の中は自由だ。

 

 

 

 

そんなうちの子、咲希でした。 笑

 

 

 

 

彼女は天才だと思う。

なんだかいい生き方をしている、と思う。

 

 

 

 

ワタシのスマホに 自撮りされてた写真。

 

 

 

前腕ばっかり使わない動き

なんとかして 手に入れたいと思います。先生。

がんばりまーす。

 

この記事を書いた人

白浜芳幸

1982年生まれ札幌在住. 2012年より北海道セラピスト研究会に参加し理事・講師として活動. 理学療法士、作業療法士などの現場で働くプロを指導. 同時に各地で年間50本近くワークショップを開講. 2018年よりコンディショニングスタジオヨガセラ開設. 本来の人間の”生き方”と”考え方”を手に入れるためのツールになる”ボディワーク”と”ヨガ”を各地で伝え続ける.

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