YOGA THERA

特別講師よりメッセージ 森近貴幸


今回のフェスの特別講師であります森近氏より

メッセージを頂きましたので

以下にご案内致します^ ^

 


 

ヨガセラフェス!~2022~に向けて

フェルデンクライス岡山/PhysioStyle 森近貴幸

 

『The art and science』

 

ヨガセラフェスで特別講演としてお時間を頂戴いたしました森近貴幸と申します。今回の大きなテーマとして「科学性を伴った考え方と取り組みの実施」という軸の中で一日が構成されているように感じております。私が皆様にお話しさせていただくアウトラインを以下にコメントいたします。

 

直訳すると芸術と科学と見て取れますし、雰囲気は伝わりそうですが具体的には伝わらないものです。サイエンスは科学というよりは「体系化された理論」と捉えるべきで、理屈が通っていることとなります。「理論」と「理屈」については「theory」と「reason」といった違いがあります。つまり、物事を説明するための統一感のある知識であり物事の筋道と言えるものが「科学」となります。一方、アートは芸術というよりは「理論化できない職人芸」と捉えることとなります。相反する二つをセットにしているので、一般的には理解し難い定型句と言えます。

 

「理論と技術」や「理論と実践」なんて感じにすると少し理解し易くなりますが、学問的には「人文科学と自然科学」なんて感じになるようです。アートに屁理屈をつける訳ではありませんし、理論的に証明されたことだけ実践するということでも無いのです。双方から考える、偏りを持たないことを目指してみませんか。「何を学び、どう考えるか」という正解を追求する形から「学ぶとは何か、考えることは何か」という探求型の思考にチャンネルを替えるきっかけ作りの提案をさせていただきます。

 

今回、私が講演にて皆様と共有する「フェルデンクライス・メソッド」を通して新しい考え方をクリエイトしてみると、「具体」と「抽象」を行き来しながら「art & science」について自分なりの解釈が生まれることを期待しております。私に会ったことが無い方も会ったことがある方も、このタイミングで出会える奇跡はかけがえのないものとなります。一期一会、多くの方との出会いを心待ちにしております。

 

令和4年8月26日(金)

森近貴幸

 

 

 

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