YOGA THERA

臨床推論力を高めるための”評価と治療”〜機能的評価法の”質”を上げる〜 【基礎コース】


理学療法士、作業療法士にとって効果的にリハビリを実施するために

非常に重要な視点として”臨床推論”が挙げられます。

 

 

患者の問題点を把握し

どんなアプローチをしていくか

そのために必要なのが”臨床推論”

 

 

何をどうみて

どう考えて

どうアプローチするか

 

 

いわば、患者をより良くするためのプランづくりのアイデアです。

 

 

 

数十年前からクリニカルリーズにングという言葉が出てきて

impairmentレベルで考える構造的問題がどのように他の部分に影響を与えていくのか。

あらゆる教科書で

あらゆる先生がいろんな教科書を出し解説してきました。

 

 

しかし私自身、それをどう使っていいかも

結局繋がりませんでした。

はてなを思い浮かべる人の白黒シルエットイラスト

”文章として読んでいても、よくわからない”

”結局、現場でなにをどうしていいのかわからない”

その理解を深めることが難しかったことを今も覚えています。

 

 

 

大切なことがいくつかあると思います。

 

 

一つ目に

検査には”量的評価”と”質的評価”この2つがある

ということを改めて理解する必要があります。

そしてそのどちらもが大切です。

 

 

西洋医学的に必要とされるのは

客観的数値ともなり得る”量的評価”となります。

これはこれで病院で勤務する上では重要なサインとなります。

その裏側に”質的見解”が必要になります。

 

 

人間の動きはどれもアナログであって

どこにもデジタルな場所が存在しません。

 

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マトリックス的なこの無限に続く0と1の信号は

確かに脳のシグナルとしては起きているのかもしれません。

しかし、その数は無限であり、結局動きはすべてが連続している世界で生きています。

 

 

 

人間の動きをデジタルに見ることは不可能です。

(三次元動作解析、ブレインマシンターフェイス:BMIの臨床応用の限界もご存じのとおりです)

 

 

 

例えば、”寝返り”という動きを一つとっても

すべての動きが連続している”はず”なのです。

では、本来連続するはずのどこが”連続していない”のか

その見立ては非常に重要となります。

 

 

その論点を”質的な評価”と”量的な評価”

それぞれの視点から考えられるようになるためのヒントを

学ぶことにより、

”何が見れていないのか”

”どう、検査とつなげて考えていったらいいのか”

それが見えるようになります。

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検査結果をどう解釈することができるか

 

 

 

 

それと、実際の動きがどう関連していくのか。

そのつながりを理解していく必要があると思います。

 

 

 

2つ目に

質的評価の解釈の多様性を理解することが必要です。

 

 

 

例えば”骨盤を左右に転がす”というものすごくシンプルな動きにしても

日頃どれだけ考えたことがあるでしょうか。

 

 

あらゆる”戦略”があることを理解できているでしょうか?

 

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動き始めの部分だけとっても多種多様です

 

 

・寝返る側の大腿四頭筋を使う

・反対の四頭筋を使う

・床で押して転がす

・腰をそらして持ち上げる

・腕で引っ張っていく

・頭で押し付ける

・頭で引っ張っていく

・肩甲骨で押し付ける

・肩甲骨でひっぱる

などなど・・・

 

 

 

動作というのは、その個人のボディイメージの結果です。

 

 

 

個人のなかでどんな動きを得意としてもっているのか

それが体性神経系からどう統合されているのか

そこから固有感覚を通してどうイメージ化されたのか

 

 

その推測は非常に多岐に渡りますし、

リハビリの仕方によっては”刻一刻”と変化していきます。

 

 

ある意味、変化できている人は調子が良い人かもしれません。

しかし、病院に来る患者たちは

多くのパターンで、”一つのバリエーションしかもっていない”ということが見受けられます。

 

 

そのパターンを増やしてあげるということだけで

一部にかかる過剰なストレスが軽減し、

本人の主訴が変化していくことをよく経験します。

 

 

動作というものを見る上でも

あらゆる視点を考えていく必要がありそうですね。

そのためにも新人さんは”ある程度のパターン”や

”そもそもの考え方”を知っておかないと

すべてを見過ごしてしまうことになります。

 

 

 

そんなことを考えられるようにするために

動作分析のプロが改めて、一から学ぶためのヒントをお届けしようと思います。

 

 

 

 

テーマ

臨床推論力を高めるための”評価と治療”〜機能的評価法の”質”を上げる〜

 

 

講師

西山駿斗

 

 

日程と内容

 

6月29日日曜 9:30–12:30

 基本動作 寝返り〜起き上がりを極める

8月10日日曜 9:30−12:30

 基本動作 座位〜立ち上がりを極める

10月26日日曜 9:30−12:30

 基本動作 立位〜歩行を極める

 

 

 

会場・方法

オンライン開催(ZOOM参加のみ)

 

 

 

料金

一般価格 6000円

4月の西山講義に参加された方限定価格 4500円

 さらに3回セット割引 13500⇨ 13000円

 

一般申し込み:お申し込みはこちら

(*RSSCメンバーはグループページよりお申し込みお願いします)

 

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