人生の大先輩から
「講義みてると感心することがたくさんあるんです。」
と、大先輩に伝えられた。
理学療法士、作業療法士とはまったく違う視点から
学びにきているわたしの人生の先輩が
昨日、仲間たち向けに流したyoutubeをみて感想をくれた。
(肩関節疾患のあのくだりのやつです)
ありがたいことです。
・参加者一人一人を置いていかないアプローチの仕方がすばらしい
それをものすごく感じる、とのことでした。
一人一人をみて
講義をやる、ということは
いつも意識してきたところです。
10年前くらいに、東京でやったときに
ものすごい差別的な対応をしていた、と言われたことを思い出します。
生徒さんから言われたわけではなかったのですが、
仲間に一言言われたんです。同じ人ばっかり気にしている、と。
言われてみるとそうかもしれない・・・と思えまして。
ま、ある意味しょうがないんですよね。
目立つ人、目だたたない人
触って欲しい人、触って欲しくない人
触れて欲しい人、触れて欲しくない人っていますからね。
あまり大人数での講義になると手に負えなくなりますから
サポートの先生が必要になったりします。
各地でやることの大変さは、そこでしょうか。
公認講座メンバーはそれを少しサポートできるレベルに来てますから
各地来てくれるととても助かります。
(あやこやら、修二さんやら、藤島やら)
先日あげた、仲間と話した肩関節疾患の方に対していろいろと考えること。
彼女ならではのいろんな視点で感想をいただけました。
わたしはあまり考えたこともないような視点の話でしたので
聞くこと一つ一つがとても参考になります。
病院に属せずにあんな話をきくとそういう感想を持つことにもなるのだなぁと。
あぁいう感性の違う人、経歴の違う人とのお話は自己成長を促す最高のチャンスですね。
医療分野は特に社会不適合者をうみやすい業態です。
そのなかでも一歩外れて仕事してますから。
それについても最近いろんな施術者がyoutubeで叩かれまくっているのをみて
ちょっと自分の立ち位置についても
改めて考えないとな・・・とちょっと思っていたりします。
(ま、大した考えたとて特に変えるところがないのですが・・・汗)
世の中の西洋医学しか頭にない人たちにとって
我々のような存在がどう映っているのかを
代表的に示してくれている番組を見つけまして
それをみていたのですが、
まぁなんとも酷い仕打ち。
でも、わかるんです。相手の言い分はとてもわかる。
そもそも融合し得ない東洋と西洋の概念を
意見をすり合わせて協力していきたいのなら
データをとって証明していけ!という話に必ずなるのですが
データにしていくというプロセスがそもそも西洋論点であって
西洋ベースで東洋を話すとやはり最後はまとめ上げられないというのがオチ。
きっとこの100年近くのなかで多くの専門家が挑んできたんでしょうが失敗してきている。
だからこそ、今、なんだと思います。
頭痛が治る
〇〇が治る
とかうたっちゃうから
さらに医療界から嫌われる。
喧嘩ごしだもんね。
それぞれにいろんな問題があって
メリットもデメリットも数多くあります。
それを最後に選ぶのは”お客さん側”ですから
それをわかって仕事を続けていくことが
これからも大切になるんでしょうね。
そのバイアスを少しでも減らしたくて
今可能な限り神経学、脳科学、そして生理学の理論に則った話をRSSC(オンライン学習会)ではしています。
この身体の学びが数多くの方に喜ばれている
という事実はあれど、
これを世の中に証明する!(そもそも思っていないけど)
となるとそれはそれはまた別の労力を必要とする世界なわけです。
ロルフィングとかフェルデンクライスとかもさ
ま、しょせん、って感じでしょ。認知的には。
その専門家とかいっても一般目線から言ったら3%もいませんよ。
ほんと、本質ってなんなんじゃろ。
信じるものは救われるとは
よく言ったものですね。
データを先にくれないと
知識を先にくれないと
頭を縦に振ってくれない人が世の中の半数いる、ということを
ここの仲間たちにはよーく知っておいていてもらいたいものです・・・。
難しいですよ。ほんと。
”伝える”って。
”伝わる”って。
ね。
びっくりするくらい、いろんなことが伝わらんわ。
ま、それが普通ってこと。
とある卒業式での、とある人の話より。
直接聞いたわけじゃないけども
とある来賓が
「大谷翔平」の話を話題にあげたそうです。
大谷翔平は学生時代から目標設定をしっかりやって
それにむけて具体的な行動をしてきたんです!
好きなこと
得意なことそれをしっかりと生かして・・・
みたいな話をしたんでしょうか(知らんけど)
なので、卒業生諸君も
目の前にあることを大切にして
やりたいことを見つけてください!
好きなことを見つけてください!
とでも、いったのでしょうか(知らんけど)
大谷さん出すならそんな話かと勝手に想像しましたが。
違うかな。
でも。
実際問題は世の中、好きなこと、ワクワクすること見つけて
人生を歩める人、1割もいません。
何かの使命感にさいなまれて、わたしはこの仕事を楽しんでやっています!っていうのが
どれだけいるのか。
だから、大谷さんみたいな生き方を目指してください!というのはわかりますが
人生の大半はめんどくさいことしかありません。
めんどくさいことが世の中にたくさんありながら
でも、そのなかで何に興奮することもなく”ただ生きている”人が8割。
そんな人がいるからあらゆることが成り立っていることも事実。
いかにも人生には未来がある!
みたいな言い方をするのは
個人的には、どうかと思っています。
実際の問題、
ほとんどの人がどうにもなっていなくて
行動すら特段起こすこともできず
なにもしない
働きもしない
趣味もない
好きなこともない
で、終わっていく人が大半です。
それが悪いとも思っていないし、
そうじゃないのがいいとも思っていない。
どれもOKです。
でも、そんなもんです、っていう話。
SNSがそれをまた間違った解釈ができるように
キラキラしたものを見せすぎているんでしょうね。
おかしな比較対象がたくさん目に飛び込んでしまうから。
特に現状把握、自己認識できていない人ほど、
自分探しをしたり、自己啓発に時間を割いたりします。
世の中、大切なことには意識は向けられず
どうでもいいお金ばら撒き問題とか不倫がどうのとか
どうにもならない米の値段がどうのとかいう
死ぬほどつまらんニュースしか流れない現代。
ほんと、どうかしてしまいました。
あれこれ知った上で”わたしたちはどう生きるか”。
そんなことを”考えられる人”でいて欲しいと思っているから
こんな活動をしているんだろうなとふと思ったのでした。
どんな世の中になれど
文句を言って生きているよりは
「じゃ、どうするか」っていうところに意識を向けた話ができる人に。
他人の文句を聞くほどこちらも暇じゃないのでね、
生産性の高い、有益な会話ができる仲間とだけ
過ごしていこうと思っていますよ。特に私的な時間はね。
どうせ死ぬので。
どうせ死ぬから、
誰と付き合い続けますか?
そう考えると、ちょっと視点が変わる気がします。
くだらん話を酒でも飲んで笑ってられるくらいがいいわ。
ビール飲まないやつに無理やり飲ませてみたりしてね。
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