YOGA THERA

ボディブローよりジャブを。


井上尚弥のボディブローは一撃必殺。

 

 

普通、ジャブは単発では弱いけど

それが長く続くと意味は変わる

 

 


 

ごきげんよう。

 

 

ワタシは理学療法士をしていた経験があります。

 

 

だから整形分野にいれば

“痛みを軽減させるための技”は

学ぶ機会が多いかもしれない

(やってない人もいます)

 

 

それに楽しみを見出すと

そればかり学ぶことになるので

患者さんを改善に導くというより

効果を期待する、という方が強い

 

 

とはいえ

効果を出す

ことだけ考えれば

注射を打った方が早い。

 

 

末梢ではなく

神経系、中枢神経系から影響が出るから。

 

 

先日、肋骨の痛みが出た時

さすがにやらないといけない志事があったので

珍しく二日間だけロキソニンを使用しました。

 

 

 

そこで新発見がありました。

今までの感度では気づかなかったことに気づきます。

 

 

 

患部は痛がって動けないのに

痛くないんです。

 

 

 

これを認識したのは初めてでした。

 

 

 

痛いのに痛くない?

痛くないのに、動かない?

 

 

 

はぁ??

と、脳が混乱してるようでした。笑

 

 

 

最近の感度まで上がって

やっと気づけたことです。

 

 

痛みを拒否して動けないのに

痛みを感じない

 

 

これはまさに薬の効果だと実感。

その経験は初めてでした

 

 

これを毎日痛み止めを飲んでるような人たちが

どんなことになっているのか

想像するだけで震えます。

 

 

 

カラダは不動のなかでの治癒、回復、修正を求めているのに動けてしまう恐怖

 

 

 

痛み止めの効果をまざまざと見せつけられると

ともに、

痛い時にしか気づけないものがある”ことを

本当に感じました。

 

 

 

ワタシの師からも学んだように

“ぎっくり腰は治さないのが愛である”

という話があります。

(理学操体を教えてくれた加藤先生より)

 

 

 

ぎっくりやったあとは

本当にゆっくりしか動けなくなります

 

 

 

どうやったら痛くないのか、、

普段使わないところをそろりそろり、、と

動きながら

自分の身体を改めて学ぶかのようにしながら。

 

 

 

あの痛みには意味があるんです。

全ての痛みには意味があります。

 

 

 

“意味のないものなどない”

と、思いませんか?

 

 

 

ワタシの先日あった肋骨の痛みも

かなり横隔膜を意識する上でとてもよい気づきとなりました。

 

 

お陰で

なにかわからなかった動きがわかるようになり

今日のクラスでも

“今まで感じなかった人の動き”に意識が向けられたりします。

 

 

 

いくら学んでもの見えないものが

“自分で経験する”と

見えるようになる

 

 

 

実践での気づきに優るものなし

 

 

 

と、ワタシも体感しているところです。

 

 

 

なので

痛みを取ることを躍起になって学ぶ

セラピスト目線の考え方は

“やってやってる感”が欲しいセラピスト側の自己満の世界でしかないことに気づきます

 

 

 

注射で一時的に痛みから逃避させてあげることができるのが医師のシゴト

 

 

 

あなたの手技で

“あなたのおかげで助かりました!”という勘違いを利用して、あなたの自己承認欲求を満たすためには有効なのかもしれません

 

 

 

和合を学ぶ上での我が師、

鍋山大明神のように

“すぐ効果も出ないけど、いつか身になる”學びというのが、

本来の“愛のある教育”のように思うのです。

 

 

 

大明神、ほんとすごいですよ。

振り切ってますから。

「痛みはとれませんよー」って言いながら施術するそうです。笑

 

 

 

全く本人のニーズの痛みを治す気ないですからね。笑

(実際現場では治してると思います。できるからこそ、そんなことも言えるんです。)

和合がやろうとしてることも

“根本の治癒”であって

目先のケアではない

ということ。

 

 

ほんと、素晴らしい概念です。

 

 

 

彼の講義の中でもたくさん

生徒にジャブを放ってました。

 

 

 

“痛みを取ることのプロならなんぼでもいる”

 

 

 

治さなくたっていいんです。

痛み取るプロなんてなんぼでもいます。

 

 

 

とはいえそれを求めにくる患者はたくさんいるし、

その方がいい立場の人もいる。

 

 

 

さて、

あなたは何をしたいのか。

どうありたいのか。

 

 

 


 

本質に向かおうとする仲間

加織さんもいいます

 

とある店のピラティスについて語ってました。

 

 

 

「あそこのピラティスの質はぶっちゃけ低い。

でも、質を高めるとあの店は誰も来なくなっちゃう。

細かく指導されたら嫌な人がいて、自己満足のなかでマシンに乗っているだけで満足の客がきてる店もある。」

 

 

 

本物に近づくことを“良し”とするワタシの思考を

一度リセットしてくれるような話でした。

 

 

 

これ、とても面白いですよね.

 

 

 

質がいいと来なくなる

 

 

 

場所の問題

値段の問題

時間の問題

 

 

そこにはかなりいろんな要素がありますが

質がいいことでいきたくない

というケースもあるわけです。

わかっていたけど、わかってませんでした。

 

 

 

 

どちらかではなく、どちらも。

 

 

 

いい悪いはない

 

 

 

また、忘れてました。

こら。おはま。

 

 

 

いろんなタイミングで

お客さんは選ぶものを変えます

 

 

 

とりあえず痛みを取りたいなら、、

とりあえずガンガン動きたいなら

あそこに行ってガンガン筋トレ

 

で、いい

のではなく

が、いい

んですね。

 

 

 

最近は學び深い時間を過ごしております。

 

 

 

でも

 

 

 

長い目で見た時に

“続く志事はどっちか”と言われると

その答えは明白です。

 

 

 

 

末永く必要とされるのはどちらか

 

 

 

 

本質を求める派・真髄派・改善派

流行派・その時の効果求める派

 

 

 

 

後者はどうしても

“お金のため”ベースで動くことがおおく

動かされているところが出てしまいます。

 

 

 

金ベースで動いてる仕事は

必ずどこかで

“不満”が出てきて

“もっとこう来て欲しい”という欲が出ます。

 

 

 

“楽しい”

“ワクワクするから”

“ウキウキ”する感覚で仕事をしてる人は

その細かい話を後回しにします。

そして、それは結果ついてくるものであることを

体感・体感しています。

 

 

 

 

先日会った津田先生の話もなかなか衝撃的でした。

感動でした✨

 

 

 

金はとても大切ですが

飲み込まれないその“中庸”でいたいですね。

 

 

 

困ってはいない

でも余ってるわけでもない

 

 

 

 

その加減は?

 

 

 

あなたの生活を見直していくこと

今の生活を知ること

何を求めているのか知ることです。

 

 

 

あなたの中にある基準を作っていくしかありませんね^ ^

 

 

 

今日はここまで。

 

 

 

今日の一言 365

今日のその仕事はどんな気持ちで向かいましたか?

そこに嘘はありませんか?^ ^

 

 

 

どんな想いであなたは働くのか

 

 

 

 

この記事を書いた人

白浜芳幸

1982年生まれ札幌在住. 2012年より北海道セラピスト研究会に参加し理事・講師として活動. 理学療法士、作業療法士などの現場で働くプロを指導. 同時に各地で年間50本近くワークショップを開講. 2018年よりコンディショニングスタジオヨガセラ開設. 本来の人間の”生き方”と”考え方”を手に入れるためのツールになる”ボディワーク”と”ヨガ”を各地で伝え続ける.

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