【第2報】術創部がもたらす全身への影響とアプローチ
大きな手術を経験している仲間がいます。
心室中隔欠損症
という名前をごぞんしでしょうか。
生まれたときには
心臓の4つの部屋がすべて完成しているはずなのですが
それが不完全のまま生まれてしまう状態。
これがあると、幼少期に手術となることがあります。
その場合、胸の前に
ずっと傷をおうことになります。
それが”発育”に与える影響はとても大きい。
これは医学的にその傷についてはあまり取り上げられません。
なによりも”命を救うこと”の方が優先度が高いから。
しかし、その傷跡で
どれだけの運動機能を獲得しにくくなるかということを考えるのは容易じゃないですか?
一番細胞分裂するときに、最初から傷跡があるのだから。
大きくなっていく時に”偏り”が生まれることはしょうがないことです。
それよりも”命が大切”だから。
しかし気付かぬうちに
ずっと苦しんでいる方はかなりの数がいらっしゃいます。
その仲間が
一人、ここにもいます。
私も気持ちはわかります。
私は心臓の手術ではありませんでしたが
腹部、盲腸の手術によっても
”これほどまでに影響があるものか”と
あとでいろいろ判明したのです。
彼女は始めてスタジオのグループレッスンにきたとき、
「背中が痛いんです」
そういいながら、レッスンを受けて
その帰りには全く違う表情になって帰ったんです。
本人が一番驚いたと思います。
二十数年間、一度も痛みがなかったことがない部位が
初めて”痛くない”と感じることができたのだから。
それはそれは驚いたと思います。
「痛いこと」が「当たり前」の人には
この開放感は
天にも昇る思いとすら、表現しても過言ではないかもしれません。
そこから彼女は
学び方が変わりました。
そして、今、僕らが伝えているその原点をずっと学び、自分でも
多くの患者さんを救うようになりました。
そんな彼女の経験があってこそ、
伝えられることがあると思うのです。
まずは「知って」ほしい。
こんな状態があるのだ、ということを。
そして「感じて」ほしい。
こんな人がいるのだ、ということを。
きっと、それはあなたの今後のためになるから。
11月4日
健康フォーラム
ぜひ、お集まりくださいね^^
開催会場決定!
札幌市西区西宮の沢 生涯学習センター ちえりあ
に 決定しました
前の記事へ
次の記事へ