鎖につながれたゾウと思い込みの過去。
プロローグ
「甘えたくないの?」
それとも
「甘え方を知らないの?」
と聞かれて、この2つは似ているようで全然違う答えが出る質問だなって思った。
「甘えられない」という「今」を掘り下げる質問。
掘り下げて、その原因すら考えさせる。
え、どうだったっけ、わたしって?
ココロのフタが開くのは一瞬だった。
お父さんみたいに優しい手に誘導されて、カラダの芯の力が解けていった。
くさりにつながれたゾウ
あっちゃんの○○大学をみていた笑
そこで出会った話が、あぁ、まさにそうだなって思った。
話のなかにゾウがでてきた。
もう随分と大きく成長したのに、さほど重くも頑丈でもない鎖に繋がれているだけで逃げない。
一人前のゾウなら簡単に外せそうな鎖なのに。
ゾウ使いはこう言ったそうだ。
小さい頃に重く頑丈な鎖に繋いでおく。鎖は重いものだと植えつけておく。
そうすれば、成長しても「この鎖は自分では外せない」と判断して逃げないのだ、と。
過去そうだったから、きっと今もできない。
前のわたしはできなかったから、これは得意じゃない。
小さい頃に失敗したから、もうやらない。
父にも母にも甘えられないでいたから、甘えなくたって平気。
エピローグの前に
大したことない失敗も随分と大きなトラウマになって、カラダのどこかに刻まれてるのかもしれない。
甘えられないでいたって思い込んでるけど、
本当にいろんなところに連れていってくれて「体験して学べ」を体現してくれた父に、
「なんでもできるよ」といつも全肯定してくれる母に、
きっとわたしは、思いっきり身を委ねていたのだと思う。
ただ、何かのきっかけが、何かの思い違いと経験が、その記憶を心の底に閉じ込めてしまっただけ。
随分といろんな鎖を解いてきたと思っていたけれど、まだまだあったんだなぁ。
それだけ、たくさんの経験をして、
それだけ、一生懸命生きてきたんだな。
よくよく掘り下げてみると、いつの間にか外れていた「思い込みの鎖」がいくつもあった。
だからね、
あなたが過去に経験したトラウマだと思ってるその「鎖」、実はもうとっくに外れてるかもよ?
必要なのは、ほんの少しだけ触って持ち上げて確かめてみる勇気かもしれない。
この命の間にもう少し、温かさに触れて過ごせますように^^
トモミ
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