青春、そして朱夏。
どうしたの?
抜けるような青い空の下、
船のデッキで彼女が答えた。
ワクワクするってわかってるんですけど、怖いんです。
「未知」は「恐怖」
「無知」は「恐れ」
柔らかく握った手から、その「どきどき」が伝わるほどに。
誰だって最初は怖いよね、自分の内側を覗くのは。
Inner journey
大それた覚悟なんていらない。
たったひとつ、決めるだけ。
「この瞬間から、変わる」と。
太陽が眩しく照らす水面。
水の泡。
泡沫。
ヒトは儚い。
だから、美しい。
Enjoy
それから彼女は、
しっかりとワタシの目を見て、こう付け加えた。
でも、変わりたいんです。
うん、大丈夫だよ。
少しはにかんで、それから静かにハグした。
どきどきの先へ。
ワクワクの今へ。
進め、前へ。
トモミ
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